バーゼルワールド2007(通称バーゼルフェアー)。毎年スイスのバーゼルで開催されます。正式名称は「バーゼルワールド2007ウォッチ&ジュエリーショー」といい、300ブランド以上が集まる世界最大のウォッチ&ジュエリー見本市です。
一方ジュネーブでは、SIHH国際高級時計見本市(通称ジュネーブサロン)が、高級ブランド16社の出展で開催された。
注目の新機種たちを紹介したいと思います。
ROLEX
2007年の最大の注目はなんといってもこのロレックスでしょう。
「コスモグラフ デイトナ」以来、約半世紀ぶりとなるクロノグラフモデル「ヨットマスターⅡ」の登場です。
「オイスター パーペチュアル ヨットマスターⅡ」
レガッタ・クロノグラフ機構搭載。これは、プログラム可能型カウントダウン機能で、例えばセーリング競技の場合、スタート上に船体を留め置くことが不可能なため、ヨットはスタートまでの間スタートラインを往復しながらタイミングを計らなければなりません。スタートの予告シグナルは5分前に発せられることが多いのですが、レースによっては変則的な場合もあります。
「ヨットマスターⅡ」は三角針で表す10分間までのカウントダウン機能に、任意の分数に計測開始タイムを設定できるプログラム機能を組み込みました。また一度あわせたタイマーがミスによって解除されることがないようロックをかけることも可能です。またフライバック機能を備えるため、計測開始が早すぎた場合でもすぐ前の分目盛りに瞬時に戻すことが可能です。
<製品仕様>
自動巻き
ケース径 43,0mm
100m防水
72時間パワーリザーブ。
Ref116688
ブルーセラミック製ベゼル
K18イエローゴールドケース
3,885,000円
Ref116689
Ptベゼル
K18ホワイトゴールドケース
4,305,000円
「オイスター パーペチャル ミルガウス」
どちらも、軟鉄製インナーケースを導入した二重ケース構造で、1000ガウス(フランス語でミルガウス)の耐磁性を持ちます。1950年代の「ミルガウス」のイナズマ秒針も復活です。
ここに1985年のロレックスのカタログがあります。わたしが新人のころ日本ロレックスの研修会でいただいてきたものです。そこに生産中止するちょっと前のRef1019のミルガウスやRef6265の手巻きの「コスモグラフ」も載っています。ミルガウスの復活に、定価370,000円のミルガウスをよっぽど購入しようかと悩んだ当時のことを思い出してしまいます。
<製品仕様>
Ref,116400GV
ケース径40mm
自動巻き
黒文字盤/SS
グリーンサファイヤクリスタル
100m防水
アニバーサルモデル
定価:724,500円
Ref,116400
ケース径40mm
自動巻き
黒文字盤と白文字盤/SS
100m防水
定価:682,500円
「GMTマスターⅡ」
新型GMTマスターⅡに、待望のステンレスモデルが登場です。
<製品仕様>
Ref,116710LN
自動巻き
ケース径40mm
緑色の24時間針
SS+ブラックセラミックベゼル
定価:714,000円